こんにちは、ハンダヒサシです。「月30万円のお金と1日5時間の自由をつくり次を考えるための余裕を得る」ための情報をお届けしています。くわしいプロフィールはこちら
メーカーからクレームが来る頻度は扱う商品によって違いますが、慣れていないとはじめは動揺するもの、対処法的にはそれほど難しいものではないので、やり方だけ知っておくといざそのときが来たときにあわてません。
メーカーから来るクレームの内容
Amazonで物販をやっていると、商品によっては製造販売元のメーカーからクレームが来ることがあります。
表向きは品質管理がどうの、安全な商品をお客様にどうの、という内容ですが、ようは転売されることが気に入らない、というだけのこと、気持ちはわかりますが、ロコツですね。
ただ、商標権をタテにされるとこちらにはどうにもならない事態になるので、クレームが来たら素直に出品を止めたほうが無難です。
僕は運がいいのか、この手のクレームは1度しか来たことがないのですが、その文面を紹介します。

文だけ見るとものものしいですが、一言でいうと出品を取り下げろ、という内容です。もちろん、取り下げないとこうなるぞ、と穏やかに釘をさす内容になっているので、すぐに取り下げました。
売れやすい商品ではないのに、少し多めに仕入れて失敗したな、と思った商品でした。売れないこと半年以上、しかも出品者だけ増え続ける泥沼商品だったので、いいきっかけになりました。
利益は出ませんでしたが、原価分は何とか回収しましたよ。メーカーがクレームを入れてくる商品はフリマで売ればいいんです。大抵のメーカーはフリマで売る分までは目が届かない場合が多いです。全部とは言えませんけど。
そんなクレームを入れる暇があったら、マーケティングを見直したほうがいいんじゃないですかね。Amazonで売ること自体会社に販売能力がないといっているようなもんです。
ついグチが出てしまいましたが、クレームの内容は多少の差はありますけど大方は出品を取り下げろ、というものなのはわかっていただけたと思います。
事前にモノレートで”兆候”を見定める
実際にクレームが来てしまうと、出品を取り下げる手間もありますし、FBA在庫なら商品をこちらに返送しなければなりません。数が少ないならともかく、それなりに仕入れた後だと結構面倒です。
できることなら事前にその兆候がわかれば…と思うハズです。
こういう場合も、役に立つのはモノレートです。ものによっては過去数年分の統計がありますから、メーカーがクレームを入れてきたときのデータもグラフの波形となって残されているんです。
100%とまでは言い切れませんが、この波形は特徴があって、それを読み取ることができれば事前にクレームが入る商品をある程度見分けることができます!

この商品は実にわかりやすい波形を描いてくれています。特徴は一目でわかりますね。出品者が増えると即元に戻る。それを定期的に繰り返しています。
モノゾンと併用するとさらにわかりやすくなります。よく売れる商品なのに、全然出品者が増えない。そして定期的な波形のジグザグ、これがクレームが入ったことを示す波形のひとつです。
ジグザグが激しいほど、ひんぱんにクレームをいれてくることの証拠です。この波形が出ている商品は避けたほうが無難です。ひどい所だと出品した瞬間クレームが入ったりします。いいことなしです。
では、次の特徴にいきましょう。

これもわかりやすいかと思います。月にそこそこ売れているのに出品者はごく少数、しかもほとんど変化していないパターンです。
これはメーカーが直接出品している、またはメーカーと代理店契約を結んだセラーしか販売していない、という例です。出品者が常に1なら当然警戒すべきですが、3から5の間をウロウロしているような波形だと、気が付かないかも。
ちょっとおかしいな、と思ったら商品ページに飛んで、出品者を確認しておいたほうがいいかもしれません。「当店はメーカーからの正式な許可を受けた代理店~」なんて言葉が商品説明にあったらビンゴです。
では、最後のパターン…

実はこれ、さっきのと同じ商品で、期間を「すべて」に変えただけですが、ある1点に注目してください。
多くいた出品者が、ある日を境にガクンと減っています。まるで滝のような波形です。
これは、その日にメーカーから出品者に一斉にクレームが入り、出品者が一斉に出品を取り下げたと推測できます。この波形は、長い期間で見ないと出てこないこともあるので、怪しいと思ったら全期間表示してみてください。
まあ、良く売れる商品で、その後その特徴が出てきていないなら、短期間の勝負と割り切って少量を仕入れて早々に売り切ってしまう作戦もありですけどね。基本的には出品しないほうが面倒はないです。
君子危うきに近寄らず、とは言うけれど
基本的に、クレーム商品の兆候を見かけたら、その商品だけでなく製造しているメーカーの扱っている商品をあらかた調べてしまう手もあります。
大体クレームを出すような会社は、ひとつの商品だけにクレームは出さず、全商品に文句をつけてくる傾向がありますからね。
いろいろと言いたいことはあるんですけど、ヘタに争ってもこちらに利益がありません。仕入れるべき商品は他にもありますし、無理に仕入れて売って問題を増やすことはないと思いますね。
クレーム商品の特徴をまとめておきます。モノレートの出品者数のグラフの波形から読み取ります。
1.出品者の増減があまりに激しく、ジグザグを描いて1人かそれに近い数字に戻るのを繰り返す
2.出品者の数が常に低いまま変わらない
3.多かった出品者がある日を境に急に減っている
モノレートの見方に慣れていればすぐにつかめる特徴です。ついでに、その商品を製造販売しているメーカーの商品同じ特徴がないか調べておけば完璧に近いでしょう。
問題やクレームは基本的に避けるべきなのが商売人の鉄則ですし、最初から問題が起きるような行動を起こさないのが大事です。儲けにならないばかりか、大切な時間と労力が奪われます。
まして、副業ならなおのこと時間がないのですから、余計なことをしてクレーム処理に忙殺されるのはやってはいけないことですね。
まあ、一度知って、それをやらなければいいだけの話ですから、対策としては比較的簡単な部類に入ると思います。
ただ、特徴3の場合、期間限定で売り上げ補助の目的で短期決戦をしかけるのはアリです。ただし自己責任でお願いしますよ。リスクは確実にありますので。
こんな世の中で時間とお金、両方に少しでも余裕を持たせるためには、正しい情報と正しい行動をもって突き進むしかないと思います。
普通に働いて健康で文化的な生活を送ることができないから、こうせざるを得ないんです。悪いのは国です。
あなたの生活が少しでも向上するように祈っています。
コメントを残す