こんにちは、ハンダヒサシです。「月30万円のお金と1日5時間の自由をつくり次を考えるための余裕を得る」ための情報をお届けしています。くわしいプロフィールはこちら
僕が提案する状態にもっとも早く近づける手段が物販だ、ということを常にお話ししていますが、人間の思考と活動のリソースは有限なのでその配分をまちがうと足元から生活が崩れます。
物販を始めるとき、専業でいくか副業でやるか、迷うところかもしれませんが、リソースの分配という視点で考えると副業の方が軌道に乗るまで時間もかかるし体力的にもつらい、というのが現時点での僕の結論です。
その理由と人間の活動限界について、僕の体験も交えてお伝えします。
人間は新しいことを何個もやれるようにできていない

サラリーマンの価値観だと、同時に複数の仕事をこなすのが優秀だと考えられていますが、本当に全てをそつなくこなしていると言えるのか、実は問題が起きていないだけであちこち穴が開いている場合が多いです。
まあ問題がなければそれでいい、と言われるかもしれませんが、それで問題がないとどんどん量を積まれるのがサラリーマン仕事でして、やがて限界がきて破綻します。
人間の活動限界を定義すると、新しいことに集中できるのはたったひとつだということです。それと今やっていることを維持するだけで手いっぱいで、それ以外をやってもうまくいきません。
今やっている仕事をしながら副業して、資格の勉強もして運動もする…なんてやる前から失敗するとわかりますよね。人間の発想には限界がないとしても、体力はすぐ切れます。休むと時間なくなりますし。
よって、新規活動は一つに絞る、というのが基本的な姿勢となります。維持活動と合わせるとこれが限界で、それ以上のことを同時進行するのは無理です。
これを物販に当てはめるとどうなるか、物販が新規活動だとすると維持活動は今の仕事となるでしょう。となると副業のほうが厳しいのはやむを得ない、というか構造的にそうなります。
専業がなぜ比較的楽かというと、物販のみに集中する環境をすぐ作れるからです。副業だとこうはいきません。本業のほうが忙しいし、本業が終わった後にするのが基本なので気力体力ともに減った状態から始まるからです。
専業なら維持活動というものがほぼ存在しなくなるので、全エネルギーを物販に注ぐことができ、したがって結果が出るのも早くなります。僕が半年ぐらい、と期間を具体的に言うのは専業の場合です。
副業だとこれより期間は長くならざるを得ません。1日の作業時間が減りますし、いざ仕入れを始めても本業の時間中に仕入れを並行してやるのはかなり難しいでしょうから。
自分の”モデル”をつくることの重要性

こうして考えてみると、物販ひとつとっても自分に合う形式や規模は違ってきます。がっつりやりたい人もいれば、今の収入にちょい上乗せしたい人もいるからです。
だからこそまず自分が月にいくら欲しいのか設定することが重要だということを言いました。これが決まっていないと作業量も決まらず目標値までたどり着くことができないからです。
以前の例だと月100万円を売り上げるには、ということでしたが、この数字より上を目指すとなると副業で達成するにはかなりキツイです。自由時間がほぼなくなり、本業と作業だけでほぼ1日が過ぎてしまうほど忙しくなります。
月100万円の売り上げを平均単価5000円で達成するとなると、仕入れる数は200個、それを本業の後の隙間時間でこなしていかなければならないのです。かなり練りこまれたモデルをつくらないと無理でしょう。
単価を上げればもっと少ない数でできますが、あまり単価を上げすぎるとトラブルが起きたときの損害も大きくなり、1回の返品が重く響くようになります。
どんなに気を付けていたとしても数%の返品は必ず起こると思ってください。商品に問題がなくても、FBAを利用している限り理由が何であれ返品は基本受け付けるようになっているからです。
専業でやるなら売り上げを大きくしたモデルをつくってもかまいませんが、副業でやる場合は目標の売り上げ額と平均単価を設定したうえで、それが可能な作業時間を考えておくと破綻しません。
月100万円の売り上げ額と平均単価5000円で計算する場合、仕入れる数は200個、1か月でその数を仕入れるには1日平均6~7個仕入れる必要があります。あくまで平均ですので数や単価は前後しても問題ありません。
その数を仕入れるためにはそれなりの時間を確保しなければ追いつかない。副業でやる場合、1日3時間が作業に使えるとしても、すぐにはその時間を有効活用できないでしょう。
専業なら1日の時間のほとんどを費やすことができるため、時間配分にシビアにならなくて済みます。ですが副業となるとそうはいきません。
副業の場合、まず自分が1日にどれぐらいの作業時間を確保できるか、ということを考えたほうがいいと思います。仕入れも他の作業も最初は時間がかかります。すぐ慣れるというわけにはいかないでしょうから。
最初の準備、計画は大事です。緻密なものでなくていいので、まずはそれをつくったほうが失敗が少ないと思います。副業なら特にです。
僕の場合は副業を考えるなんて状況ではなかったので、最初から専業でやらざるを得ませんでした。本業が何やっても決まらず、物販を本業にしないとただの引きこもりになるところでしたので。
本を売っていた経験があるので、準備はクレジットカードの取得とFBAの利用、スマホの買い替えくらいしかなかったので比較的作業開始から混乱が少なかったのも今となっては幸運でした。
副業で始めて結果が出るまでは専業以上に苦労すると思います。ですが最初のモデルを頑固に守り続ける必要はありません。これでやっていけると判断したら専業になってもいいんです。
そうなったら新しいモデルをつくればいいだけのこと。1度うまくいかせた実力と経験がある状態なら、専業モデルをつくって実行するのはもっと楽になっています。
まとめ
1.新規活動はひとつ、維持活動もひとつにしないと破綻する
2.目標金額と作業時間を設定したうえでモデルをつくる
3.最初のモデルに固執しなくてもよい
今回のまとめです。人間の気力体力には限界があるため、新しいことを複数同時進行させるのは無理です。物販にせよ何にせよ、今の仕事が維持活動なら、新しいことを始めるときはひとつに集中してください。
目標とする金額を1か月単位で設定し、そのための作業時間を1日に何時間取れるか大まかに計画を立ててみてください。
ただ、副業は結構辛い、というか作業時間の確保と結果が出るまでの期間が長いのでそれに耐えられるなら、という条件がつくということです。今本業と呼べるものがないなら迷わず専業をオススメします。
また、最初に立てたモデルに固執する必要はないので、専業でやっていけるとなったらそちらの方のモデルに切り替えたほうが楽になるでしょう。ひとつのモデルのこだわりすぎないのが大事だと思います。
時間とお金を得て次の手段を考えられる余裕を手に入れるのが目的で、物販もそのための手段にすぎないわけですからね。
手段が目的にすり替わると、大抵ろくでもない結果に行きがちですので、その辺も考えるといいかもしれません。
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