新卒採用あるかぎり犠牲者は出続ける

不安な状況

 

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新卒で一括採用するシステムを取り続ける限り、不景気や思わぬ災害時に卒業する学生たちが一方的なしわよせをくらうこの構造こそが問題だ、と以前お話ししたことがあります。

 

で、今回は二段階で不景気を加速するロケット点火が行われました。1度目は意図的に、2度目は不可抗力的に。

 

早くも今年4月からの採用を取り消しを決めた企業も出始め、これからの動きが思いやられます。すみません、今回は怒りに震えた挙句の感情爆発記事です。

 

問題は新卒だけにとどまらない

 

 

新卒採用を行うべき合理的な理由は僕が調べたかぎりでは見当たりません。大体が、

 

 

☑幹部候補育成
☑企業文化のため
☑年齢構成が云々…

 

 

みたいな理由です。正直場当たり的というか、他がやってるからウチも…なんてものでしかありませんね。3年以内に辞める人が3割以上もいる時点で、計画的に人を採用しているとは思えないですから。

 

 

要するに、人を取る側にしたところで、自分が今どんな仕事をやっているのか、明確に答えられない、当然新人に割り振る仕事の範囲もわからない、だからどんな仕事でもソツなくこなし「そう」なのを採る、というだけの話です。

 

 

仕事の範囲も権限もあいまいだから、給料も仕事ぶりに応じて決めることができない、だから勤続年数で額を決めてきたのです。その方が楽だから、という理由以外に何があるというのでしょうか。

 

 

また、社会に1度出られると他のとの比較ができますから、自社のアラが良く見えてしまい都合が悪い、というのもあります。これも会社にブラック要素が満載だから、知られると辞められる恐れがあるからです。

 

 

ここ数年は20代の数が少なく採用するのに苦労したでしょうから、なおさら雇用関係の知識をつけられるとまずかった事情もあると考えられます。

 

 

本来なら今後も20代の数は減り続けるのですから、極端に採用が減るようなことはないと思われていました。

 

 

しかし昨年10月からの消費税増税の影響が出始めた時期に、今回のコロナウイルス騒ぎが追い打ちをかけたようです。範囲はまだ限定的なようですが、今年4月からの採用を取り消す企業が出ました。

 

 

新型コロナで業績悪化→内定取り消し 厚労省「ハローワークに相談を」実態把握へ

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月からの就職を控えた学生が企業から内定を取り消されるケースが出始めた。内定時点で労働契約が成立していることを受け、厚生労働省は13日、実態の把握に乗り出した。また、学生の不安を払拭(ふっしょく)しようと「内定取り消しの連絡を受けた場合は、最寄りのハローワークに相談を」などとツイッターで発信した。

 

 

 

感染リスクの高いエンターテイメント、旅行業界、冠婚葬祭関連が特に影響を受けているようです。

 

 

このニュースを見て、僕はあの灰色の記憶がよみがえってきました。新卒の特権を失った者には、とことん辛酸をなめつくす状況しかやってきません。

 

 

ハローワークは求職者の墓場

 

無神経

 

 

大学を卒業したもののどこにも就職できなかった僕は、数日呆けたように過ごした後に現実とイヤでも向き合わされることになりました。

 

 

今ほどネット求人が発達しておらず、検索してみても大都市圏や非常に奥まった地域のものがちらほらとあるだけ、結局地方都市の求人はハローワークで探すしかないのが実情でした。

 

 

僕の住んでいる町のハローワークは、なぜか駅から遠い位置にあり、周囲に駐車場もないので通うのが本当に面倒でした。今は移転して駐車場だけは一丁前にありますが、さらに遠くなってしまい結果的には不便になったかもしれません。

 

 

扉を開けるとまず感じるのは、負の感情が入り混じった、何とも言えない暗い雰囲気です。求人票を見たり、検索機を操作する人々の表情は完全に死んでいます。

 

 

仕事を探す人

 

 

画像だけではよくわからない人もいるかもしれませんが、全国大体こんな感じなんだな、と僕なら思います。これを見るだけで当時の絶望が思い出されてイヤな気分になるほどです。

 

 

求人もひどいものです。条件をかけて検索するのですが、正社員を選んだ時点でまず数が半分以下になります。次に資格が必須の専門職を除くとさらに減って全体の3割程度に。ここから自分の年齢を入れると応募できる求人が出てくる構造になっています。

 

 

当時は20代でも応募できる求人が少なく、企業の選り好み姿勢全盛期だったので未経験だと本当に採用される可能性が低かったのです。

 

 

そうやってようやく応募できる求人があったらその日はかなり運がいいほうです。求人票と登録カードをもって受付に出すのですが、そこから自分の番が来るまでがまた長いのです。平均90分~120分は待たないと順番がまわってこない。

 

 

相談中

 

 

順番が来てもやる気のない職員が事務的に応募先に電話をかけ、A4のペラペラな紹介状を印刷するだけ。何でこんなことのために何時間も待つのだろう、といつも思っていました。

 

 

ちなみに、この人たちも非正規が混じっています。非正規が無職の相談に乗る、という笑えない現実があるのです。

 

 

あれがまた再現されるのか、と思うと暗澹たる気分になります。ハローワークは求職者の墓場です。求人はあっても採用されません。採る気のないものを採るように見せかけているだけです。

 

 

傷口に塩を塗り込む厚労省、またもやらかす悪徳官庁

 

無関心さ

 

 

何度でも言いますが、この国で新卒で就職できないとどうなるか、まずサラリーマンとして大成することはないでしょう。よほどの幸運に恵まれない限り、もとのレールに戻ることは不可能といっていいほどです。

 

 

 

 

この問題を扱う国側の代表は厚生労働省ですが、彼らのやったことは、こんな薄っぺらい告知をTwitterでつぶやいただけ。かつての氷河期経験者としては、また奴らがやらかしやがった、としか感じません。

 

 

まさに他人事、当事者意識の欠落、ありとあらゆる無能と無関心を凝縮した現代の万魔殿。悪魔もはだしで逃げ出すほどの無情さです。

 

 

こういった理不尽を全部自己責任の一言で片づけられたのが当時の氷河期世代です。そして、今また新たな犠牲者が生み出されようとしています。国がこうでは、採用取り消しを受けた人の扱いは簡単に予想がつきますね。

 

 

まあ、僕たちの世代が受けた罵倒は受けずに済むかもしれません。ですが、そんなものは吹く風に等しいもの、無視していれば気にすることはありません。

 

 

問題はハローワークで仕事を探そうにも、今度は見せかけでなく本当に仕事自体が減ってますます就職難易度が高まるだろう、と考えられることです。

 

 

10年ほど前のリーマンショックですが、あれは金融危機であって、実体経済が危機に陥ったわけではありません。多少尾を引きましたが、数年程度で求人は穏やかながらも戻っていきました。

 

 

コロナウイルス騒ぎの影響は実体経済に影響が大なので、物流や人の行動に著しい制限がかかります。物が入ってこなくなれば物流業界も安心してはいられません。

 

 

ウイルスに感染する可能性の高い行動はたとえ制限されなくても人々の心理に影響します。ハローワークで仕事を探すことすらリスクありになってしまいます。仕事はなかったがウイルスをもらってきた、なんてことになったら目も当てられません。

 

 

僕の心配が杞憂に終わればいい、と心から願っています。ですが実態を見るにそこまで楽観視はできない、というのが一般的な視点でしょう。いまだに終息する気配すら見えず、感染者は世界中で増え続けているのですから。

 

 

国の動かぬ状況でどう動く?

 

 

新卒でこの扱いなら、今失業している人がどうなるのか、深く考えるまでもなく、さらに後手後手になるのがわかります。ついひと昔に国が何をやったのか、申し訳程度に100人程度の枠で公務員試験をやって対策した気になって終わりです。

 

 

今僕たちの年代に対しても公務員試験をやってお茶を濁そうとしていますが、3年でたったの450人…ケタが4つは足りないふざけたものです。

 

 

100万単位の対象人数があるのにその0.01%にも満たない数を採用したところで、何か問題が解決するとでも思っているのでしょうか。

 

 

本当に国は何も動かないどころか、やった気になって自分たちの失政をごまかすだけです。たとえ僕たちの世代が100万人死んだところで眉ひとつ動かすことはないでしょう。悪魔のほうがまだ仲良くなれそうです。

 

 

今後の状況を注視していきますが、増税とコロナウイルスの影響はバカにできないと思います。国は何も動きませんし、何か起こっても効果的な対策を打てないでしょう。雇用問題には特に。

 

 

今仕事があったとしても、思わぬことで仕事を失う可能性があります。ウイルス騒ぎが収まっていない以上ありえることです。最も就職しやすい新卒がこういう扱いを受けだしたことを思うと、リスク分散が今必要なのではないかと思います。

 

 

もっとも確実なのは、自分ひとりで稼ぐ手段を持つことです。ウイルスに感染すると今仕事があっても簡単にそれを失う可能性があります。非正規はもちろん、正規でも替えのきかない人材ってほとんどいません。

 

 

そうなったときに動いて結果が間に合えば何とかなりますが、大抵は現実に起こったことにすぐには心も体も対応できないもの。そうなる少し前から考え動いておくのが安全かと。

 

 

多少の準備は必要ですが、それを差し引いても結果が出るまでの期間が短く、クレジットカードがあれば現金もほとんどいらず、ローリスクミドルリターンが見込めるのは僕が提案するAmazon物販が一番だと考えています。

 

 

そのまま自分の事業を起こすのもよし、時期を見て再びどこかに勤めることを選んでもよし、何にせよ悪い時期をやりすごして次を考えるだけの余裕を得る方法は知っておいて損がありません。

 

 

バイトや派遣、契約社員は職歴として見てもらえないか、低く見られてしまうのが現状、ならばそれ以上を稼いで個人事業主の身分を持ったほうが状況は好転する可能性があります。僕なんかバイトすら落ちる有様でしたから。

 

 

自分で挽回できるのは危機に陥る少し前、ということを念頭において、自分の生活を向上させるために考え、動くことで事態は動き出すと思っています。

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